キュラソー (Curaçao) は、『名探偵コナン』の登場人物。
概要[]
劇場版のオリジナルキャラクター。第20作『純黒の悪夢』におけるゲスト声優枠で、天海祐希が担当した。本作で重要な役割を担う人物で、ゲスト声優が黒の組織のメンバーを担当したのは初[1]。
第26作『黒鉄の魚影』では、ウォッカがピンガについて言及する際に名前が登場し、視聴者向けにはイラストが挿入された。
人物[]
黒の組織の工作員。オッドアイを持っている。ボクシングをたしなむ降谷零と互角の攻防を繰り広げたり、手錠をされた状態で風見裕也を倒したり、また高所から転落している小嶋元太を空中において無傷で救出したりするなど、身体能力が非常に高い。自動車の運転能力も高く、高速道路を逆走した。脳弓に生まれつきの特徴があり、青、白、赤、オレンジ、緑の配色を見ると驚異的な記憶力を発揮する能力がある。一時はその能力を恐れたベルモットに殺されかけたが、ラムにその能力を買われ、右腕となり情報のスペシャリストとして組織に貢献した[2]。
背景[]
日本の公安警察が保有するNOCリストを盗み出すために警察庁に侵入し、黒の組織のスタウト、アクアビット、リースリング (レオナ・ブッフホルツ)、キール (本堂瑛海)、バーボン (降谷零) がそれぞれ警察や諜報機関のスパイであるという情報を入手した後、警視庁公安部の風見らに発見されて逃走を図った。逃走中にNOCの情報のメールを組織に送ろうとしたが、途中送信することになり、キールとバーボンについては不明瞭なままとなった。高速道路での零や赤井秀一とのカーチェイスの末、道路から転落して記憶喪失に陥る。東都水族館のベンチにいるところで少年探偵団と出会い、記憶を取り戻すために行動を共にすることになる。小嶋元太、円谷光彦、吉田歩美と乗った観覧車で発作を起こしたことから警察病院に搬送され、公安警察がその身柄を引き取った。風見に連れられて再び観覧車に乗り込み、記憶を完全に取り戻すが、探偵団と過ごしたことから気持ちが変化し、組織を裏切る決断を下した。江戸川コナンがキュラソーのメールアドレスを使って送った「キールとバーボンはNOCではなかった」という趣旨のメールについて問いただされるも、自分が送ったものであると答えた。観覧車の内部で灰原哀と再会し、灰原が組織を裏切ったシェリーであることを見抜いたが、自分と同じ立場であることから、自らおとりとなり、窮地に陥った彼女を助け出した。その後、組織の攻撃により水族館に向かって転がり出した観覧車を止めるべく、クレーン車で特攻し、爆発に巻き込まれて死亡した[2]。
呼称[]
名前 | キュラソーの呼ばれ方 | キュラソーの呼び方 |
---|---|---|
ラム | キュラソー[2] | ラム[2] |
ジン | キュラソー[2] | ジン[2] |
ウォッカ | キュラソー[3] | - |
ベルモット | キュラソー[2] シンデレラ[2] |
ベルモット[2] |
キャンティ | キュラソー[2] | - |
出典[]
関連項目[]
高階級 | 烏丸蓮耶 • ラム/脇田兼則 • ジン • ベルモット | |
他の組織員 | ウォッカ • 本堂瑛海/水無怜奈/キール (CIA諜報員) • キャンティ • コルン • 降谷零/安室透/バーボン (公安警察諜報員) | |
故人 | 宮野明美 • テキーラ • 吞口重彦 • 枡山憲三/ピスコ • 宮野厚司 • 宮野エレーナ • カルバドス • 楠田陸道 • イーサン・本堂 (CIA諜報員) • 諸伏景光/スコッチ (公安警察諜報員) • 原佳明 • アイリッシュ • 岡倉政明 • キュラソー• アクアビット (CSIS諜報員) • スタウト (MI6諜報員) • レオナ・ブッフホルツ/リースリング (BND諜報員) • ピンガ • バーの男 (諜報員) • アラック • 黒髭 • ケイト=ローレン | |
元メンバー | 宮野志保/シェリー (灰原哀) • 赤井秀一/諸星大/ライ (FBI諜報員) • 沼淵己一郎 • ジュネリック | |
関連項目 | APTX4869 • コードネーム • 黒の組織の関係者一覧 • 灰原センサー • 羽田浩司殺人事件 | |
映画 | 天国へのカウントダウン • 漆黒の追跡者 • 純黒の悪夢 • 緋色の不在証明 • 灰原哀物語〜黒鉄のミステリートレイン〜 • 黒鉄の魚影 |