- 「チェン」はこの項目に転送されています。劇場版第23作『紺青の拳』に登場するシンガポールの大富豪については「ジョンハン・チェン」をご覧ください。
連邦捜査局 (れんぽうそうさきょく、英語: Federal Bureau of Investigation, FBI) は、アメリカ合衆国の警察機関。
概要[]
黒の組織を追って日本に潜入捜査のために訪れているFBIの捜査官達。
物語開始から2年前には、捜査官の赤井秀一を組織に潜入させる事でボスの身柄を狙っていたが、同じく捜査官のアンドレ・キャメルのミスにより失敗した事で一時撤退。現在は主に、アメリカで活動していた事で過去の犯罪の証拠を数点掴んでいるメンバー・ベルモットを標的とし、彼女の来日に伴い米花町付近に滞在しながら捜査を行っている。
潜入・調査のプロであるベルモットの対策のため、捜査に訪れている事はベルモットの身柄確保までは日本警察には伏せる方針[注 1] をとっており、日本ではあまり公には動けない状態。
捜査官のジョディ・スターリングとジェイムズ・ブラックが潜入中に江戸川コナンと面識を持ち、その推理力を評価した事で、コナンを日本での捜査における協力者として迎え入れており、情報交換や作戦への参加等を積極的に行っている。ただし全員コナンの正体は知らない様子。
秀一を除いて日本人[注 2]は確認されていないが、日本を拠点として活動している黒の組織を標的とした人選という事もあり、メンバーはほぼ全員日本語が堪能である。また作中での会話は、コナンに配慮してか[注 3]専ら日本語で行われている。
登場してしばらくは彼らが黒の組織と思わせるような伏線があった。
メンバー[]
活動中の人物[]
- ジョディ・スターリング (Jodie Starling)
- 赤井 秀一 (あかい しゅういち、Shuichi Akai)
- ジェイムズ・ブラック (James Black)
- FBI捜査官。ジョディと秀一の上司。シカゴ在住。ロンドン生まれの為か、クイーンズ・イングリッシュで喋る。
- 来日した際に瓜二つだった有名人と間違われてマスコミの質問攻めに遭ってしまうが、居合わせたコナンの機転により救われた[注 4] ことで彼に一目置くようになった。また、いつも冷静沈着なため、その関係で誘拐事件に巻き込まれた際も心中では動じず、手掛かりを元に追ってくるコナンの実力を試すような素振りを見せた[注 5]。
- ジェイムズの初登場時、コナンと灰原は、その存在に不信感を抱いていた[注 6]。なお、アニメでの初登場時は金髪だが、後に原作に準じた白髪になった。
- 愛車はメルセデス・ベンツCLKカブリオレ。
- 名前の由来は、ジェームズ・モリアーティから[1]。
- アンドレ・キャメル (Andre Camel)
- 秀一が作戦のために増員として呼び出したFBI捜査官。27歳の独身。人相はあまり良くないが、性格は気弱。体を鍛えるのが趣味で筋骨隆々とした肉体をしており、体格と人相があいまって初対面の印象はかなり悪い[注 7]。
- FBI内でも卓越したドライブテクニックを持ち、爆発と同時に車から飛び出せるほどの運動神経もある。秀一からもその腕を買われている。
- 過去に秀一らと共に黒の組織への潜入捜査を行った。しかし、捜査中に秀一の正体を露見させるミスを犯し、それが元で宮野明美が死亡してしまったことに負い目を感じている。
- 来日以降は2年前に訪れたレストランをよく回っているのだが、なぜかその過程で度々事件に巻き込まれる事から、日本警察や蘭たちとも面識を持つようになる。なお来日目的を明らかにする訳にはいかない事から、コナン以外の周囲には「傷心旅行中のジョディを連れ戻しに来た恋人」という設定で通している。
- 名前の由来は、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する、キャメル艦隊指揮官・ドレン大尉から。
- マーク (Mark)
- 黒の組織によるFBI連続殺害事件で、兄のトニーが殺害され、組織をおびき出す作戦にキャメルと共に参加した。
- ビル (Bill)
- キャメルとマークによる、組織をおびき出す作戦では、外部班としてデイビッドと共に行動した。
- デイビッド (David)
- キャメルとマークによる、組織をおびき出す作戦では、外部班としてビルと共に行動していたが、撃たれて重症を負った。
- ジョージ (George)
- キャメルとマークによる、組織をおびき出す作戦では、外部班として行動した。
過去の人物[]
- アーロン (Aaron)
- 黒の組織によるFBI連続殺害事件の最初の被害者。日本で組織のメンバーの1人を尾行していたが、消息不明となり、翌日に遺体となって発見された。
- トニー (Tony)
- 黒の組織によるFBI連続殺害事件の被害者の1人。チェンと暗号で待ち合わせをしていたが、合流する前に死亡した。ラーメンが好き。弟は同じくFBIのマーク。
- チェン (Cheng)
- 黒の組織によるFBI連続殺害事件の被害者の1人。トニーと待ち合わせをしていたところに現れたジンとウォッカに隠れ家の場所を問い詰められ、答えなかったところジンに射殺された。
- ジム・メイソン (Jim Mason)
- 黒の組織に殺害されそうになり、自らビルの上から飛び降りて死亡した。
- アラン・マッケンジー (Alan McKenzie)
- 劇場版第24作『緋色の弾丸』に登場する、FBIの元長官。
脚注[]
注釈[]
- ↑ 本来FBIは司法機関である為、オシント以外の国外活動は違法である。
- ↑ 正確には、赤井秀一は誕生時はイギリス人で、渡米後にアメリカ国籍を取得している。秀一の日本国籍は確認されていない。
- ↑ コナン自身は英語が堪能。
- ↑ Canの発音。有名人は南部訛りで「キャン」と発音していた。ジェイムズが用いるクイーンズ・イングリッシュは「カン」。
- ↑ この事件の際には、ベルモットの部屋に捜査員が潜入していたことから、コナンを彼女が "Cool Guy" としてマークしていた人物として認識していた。
- ↑ 「ジェイムズ」は、犯罪界のナポレオンと言われる「ジェームズ・モリアーティ」を、「ブラック」は、黒の組織の「黒 (ブラック)」を連想させたため。コナンは、彼が別れ際に言った「育ちはシカゴ…カポネがいた街さ…」というセリフも気になっていた。
- ↑ ジョディには正体を怪しまれ、少年探偵団には殺し屋ではないか、と疑われた。また筋トレをしていたビルで殺人事件が発生した際、千葉刑事には怪しまれ、現場にいた目暮警部と高木刑事に容疑者と疑われたこともある。
出典[]
- ↑ 単行本32巻より。
関連項目[]
- 現実の連邦捜査局
連邦捜査局 (FBI)
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捜査官 | ジェイムズ・ブラック • ジョディ・スターリング • アンドレ・キャメル • 赤井秀一 (沖矢昴) | |
関連項目 | 中央情報局 (CIA) • 公安警察 | |
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